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ICT建機稼働現場レポート

ICT建機「インテリジェントマシンコントロール油圧ショベル」が農業排水路工事現場で稼働。PC200iを活用し、土工法面整形、かごマット及び落差工の床掘削仕上げ作業を円滑に施工する。

 

 

河東郡士幌町中音更

士幌町は北海道の河東郡に所在しています。

現在、町域の西北部に山岳地帯、東部に丘陵(佐倉山系) と河岸段丘地帯(居辺川)を広げ、郷土の歴史を育んでいます。

今回は、士幌西部地区 第10号明渠排水路の改修 橋梁1基を架け替えする現場を訪問しました。

士幌西部地区では、近年の降雨量の増加等や土地利用の変化により排水能力が不足し、周辺農地への湛水が生じ作物生産や作業効率の 低下が生じている。このため、排水路の整備を行い農地の湛水被害の 解消を図っているところです。

 

工事名:士幌西部地区 第10号明渠排水路中音更西4線工区工事
発注者:北海道開発局 帯広開発建設部 鹿追地域農業開発事業所  様 
受注者:斉藤井出建設株式会社 様   http://www.sai-ide.net/
工 期:平成29年3月31日~平成30年1月31日
工事概要 工事延長:L=995m、土工=12,300m3、橋梁工:1基
護岸工:かごマット(平張り)A=3,650m2、落差工N=5箇所、他
現場代理人:瀬戸 隆夫 様

 

 

11月14日 現場レポート

今回、訪問した現場でPC200iをご活用していただいた斉藤井出建設株式会社様 瀬戸氏にお話を聞かせていただきました。

 

iconset今回の現場でiMC油圧ショベルを導入した理由を教えてください。
iconset瀬戸氏『当現場は去年の現場(士幌西部地区第10号 明渠排水路 中音更西3線工区工事)の現場に引き続き施工をするものでしたが、去年の現場でも使用した経緯から説明すると床仕上げの精度が良い、法面仕上作業時に手元に付く作業員が不要になるので接触事故に対するリスクが少ない事、手元労務や熟練工に頼る必要が無いので、労務調達に関する工程的な遅延要素が解消される事ですね。』

 

iconset今回PC200iをご活用して、どのようなメリットがありましたか?

iconset瀬戸氏『今回の現場も去年同様、法面にかごマットを布設するもので、断面形状が複雑で従来工法では丁張を3回は設置しないと床掘削が完了しないものでしたが、iMC油圧ショベルを活用することにより掘削工程の丁張設置作業が大幅に省略できた事、手元に作業員を配置しなくてもオペレータ単独作業で掘削工程が進んでいくので円滑に工事を進めることができました。測量し、丁張をかけるにしても床掘削作業するにしても人員は配置しなければなりませんが、これらの作業に人員を割くことなく滞りなく現場が進んでいったので工程的に救われた部分があります。従来工法と比較して2割程の期間が削減できたと思います。』

 

 

iconset今後、ICT活用工事をする上でのご要望があればお聞かせください。
iconset瀬戸氏『やはりコストですね。ICT建機と言ってもフルに法面や床仕上だけで使用するわけではないのでそれら以外の作業で使用した場合や稼働が止まった場合、費用対効果が得られない事があります。びっしり土工作業で稼働すれば問題ないのですが工程的な都合上、稼働しない期間が発生するのでその期間が長ければコストの負担が食い込んでいくという課題が残りました。今はICT施工も過渡期であり一般的に普及しているわけでもないので仕方ないのかなという事もありますが今後これらのICT建機が標準化され今よりもコストが低くなっていく事を期待してます。』

 

引き続き、今回の現場でPC200iを操作していただいた有権会社道栄重機高橋オペレータ様より、ご感想を聞かせていただきました。

 

iconset実際にPC200iを乗ってみて率直なご感想を聞かせてください。

iconset高橋氏『丁張設置が必要なく、待ち時間が少なく円滑に作業を進めていける事、ガイダンス表示で正確な数字が表示されているので確実に床仕上げを行うことが出来たのが良かったです。』

 

iconsetPC200iで作業を行って気になった点があれば教えてください。

iconset高橋氏『最初はiMC機能に頼って作業を行っていましたが土質によって仕上がり精度が違うので、それらをどのようにして対応するかを考えながら施工しました。』

 

iconset具体的にどのように対応しましたか?

iconset高橋氏『軟らかい土質だとどうしても土羽仕上げをすると下がってしまうのでそれらを見越して若干のオフセットをかけて仕上げていましたが土質によってもまちまちなのでそれらの感覚をつかむのに若干時間がかかりました。あと、法仕上げ中に法面の真ん中に玉石が埋まっていた場合とかも玉石を除去して穴を埋めた後に法面仕上をするわけですが、それらの作業も含めてある程度油圧ショベルの基本的な操作が出来ないと対応できないのではと感じました。』

 

iconset今後、iMC油圧ショベルを使用する際の、ご要望があればお聞かせください。

iconset高橋氏『PC200iには法面と正対すると色が変わる正対コンパス機能がついてます。現状では指定したTINの面を手動で選択してるがそれらを自動で選択できるようにしてほしいです。また、次回使う時はエクステやチルトバケット等のアタッチを使って施工してみたいとも思ってますのでより効率のいい施工が出来る事を期待してます。』

 

近年、ICT技術は著しく進歩しICT活用現場も発注は増えてきていますが一般的な工事にはまだ普及しきれていない現状です。

ICT建機のスペックも高くなりつつありますが現状ではオペレータの個々の技量に依存している部分も否めません。コマツレンタル道東は今度ともお客様の要望を真摯に受け止め、更により良くより安全でより高品質な商品・サービスを提供し、現場にとって最適なICT技術をご提供できるよう邁進いたします。

本日はお忙しい中、誠にありがとうございました。

 

施工機名:コマツPC200i-10

システム:インテリジェントマシンコントロール油圧ショベル

NETIS:KT-140091-VE

ICT建機稼働現場レポート

コマツのインテリジェントマシンコントロール建機【PC200i】、【D61PXi】が河道掘削工事現場にて稼働中

 

 

十勝川は北海道の屋根とも言われている大雪連峰十勝岳を源に音更川・札内川・利別川など多くの支流と合流して流域内人口約33万人の方々に大きな恵みを今日まで与えてきました。十勝川流域の本格的な開拓は明治16年といわれており、伊豆出身の依田勉三が同志とともに北海道開墾晩成社を組織し「清洌玉の如き水郷オベリベリ」に入植したことを皮切りに多くの開墾者が入地しました。ちなみにオベリベリとは帯広の地名の由来でアイヌ語の「オペレペレケプ(川尻が帯のように分かれる場所)」が訛ったものだそうです。これまで十勝川改修事業は左右岸、上下流のバランスを考慮しながら堤防の整備浚渫等が行われてきました。現在も人口・資産や中枢機能が集中し大規模な出水時に甚大な被害を受けるおそれのある帯広都市圏においては十勝川中下流部の河道掘削整備が進められています。

 

工事名  十勝川改修工事の内 明野9線下流河道掘削工事
発注者  北海道開発局 帯広開発建設部 池田河川事務所
受注者  西江建設株式会社
工期   平成29年9月27日~平成30年3月14日
工事概要 工事延長 L=315m
     河川土工:掘削工V=60,000㎥

 

中川郡幕別町明野

 

平成30年2月9日 現場レポート

今回は現場代理人の村田工事長からお話を聞かせていただきました。

こちらの現場ではi-Constructionが導入されており、起工測量はレーザースキャナを用いて点群データを取得し、ICT施工ではコマツPC200i、D61PXiを活用し河道掘削工事の法面掘削・床仕上げを行い、レーザースキャナにて完成面を測量し出来形管理を行ってます。
2014年から情報化施工MC・MG技術を活用し、現在ではICTで現場をつなぐi-Constructionの導入にも積極的に取り組んでいます。起工測量から出来形管理もICTを活用する事でより生産性が増したとの事です。さらに起工測量、出来形管理をレーザースキャナで行いヒートマップで管理する事で従来施工より高品質な管理が可能となるだけではなく、測量時間の短縮や作業ヤード内に作業員を減らすことで重機との接触リスクが激減する等、安全性にも優れた面があります。
早期に情報化施工を導入し、i-Construction推進に向けて動き出したスピード感と生産性向上に向けた姿勢にはとても強い信念を感じます。
コマツレンタル道東は今後も最新のICT技術をいち早く導入し、お客様の現場へ提案し着工前から竣工までサポートさせていただきます。本日はお忙しいところ貴重なお時間を割いていただき誠にありがとうございました。

 

施工機名:コマツ PC200i-10
システム:インテリジェントマシンコントロール
NETIS:KT-140091-VE

施工機名:コマツ D61PXi-23
システム:インテリジェントマシンコントロール
NETIS:KT-130104-VE


 

i-Construction現場レポート 最前線特集

ICTで現場をつなぐ土木工事「i-Construction」が北海道釧路町で実施。

最先端のICT技術を結集し、土木技術者達が思い描いた未来の現場を実現した。

 

北海道釧路郡釧路町

 

今回、ご紹介する現場は白崎建設株式会社様が施工した『一般国道44号釧路町別保IC改良工事』です。白崎建設様は昨年(北海道横断自動車道 釧路市 湯波内西改良工事)に引き続きi-Construcitionの現場を施工されています。同社は明治18年8月創業130年を超える歴史があり、釧根地域の中核として東北海道の基盤整備の一翼を担ってきました。国道、橋梁、港湾、空港等の多岐に亘って数多くの土木工事の実績を有してます。社是である「技術と信用で地域に貢献する」を実践し、最新技術をいち早く取り入れ、人材育成や技術力の研鑽に努め続け、現在に至っております。

 

会社紹介

会社名 白崎建設株式会社 様
所在地 本社 釧路市城山1丁目10番5号
    札幌出張所 札幌市中央区南4条西8丁目7番地1
事 業 土木工事業、建築工事業、大工工事業、とび・土工工事業、鋼構造物工事業、

    舗装工事業、しゅんせつ工事業、水道施設工事業、解体工事業
企 業 東道路株式会社様 拓北地下開発株式会社様
会社HP http://shira.co.jp/

 

 

現場紹介

釧路外環状道路 (釧路東~釧路別保)は、道東自動車道とともに高速ネットワークを形成し、釧路市街における通混雑及び交通事故の低減による道路交通の定時性、安全性の向上を目的とした延長7㎞の一般国道の自動車専用道路です。この国道44号線の道路新設事業で道路土工(岩掘削・切土)・排水構造物工・法面工が主な工種となっております。当現場は北海道釧路郡釧路町字別保に建設されている釧路外環状道路(一般国道44号線へ繋がるインターチェンジ)工事であり、国土交通省が提唱するi-Constructionに基づき、ICTが全面的に活用されています。起工測量、設計図書の照査、施工、出来形管理、検査及び工事完成図や施工管理の記録及び関係書類は全て3次元データを活用されています。特筆すべき点は、現地の土質は軟岩が多く、法面バケットでは法面仕上が難しくiMC油圧ショベルPC200iにロックバケットを使用し施工されている事です。土工の作業性が落ちる為、厳しい条件下に置かれている現場である事がうかがえます。

 


 

工事名 一般国道44号 釧路町 別保IC改良工事
発注者 北海道開発局 釧路開発建設部 釧路道路事務所 様
請負者 白崎建設株式会社 様
工事内容 工事延長L=140m、道路土工掘削(土砂)V=13,500m3 掘削(軟岩Ⅰ)
     V=22,300m3法面工N=一式排水工N=一式、他

 

 

現場レポート

現場代理人の工事部清水次長にi-Constructionの現場についてお話を聞かせていただきました。

 

現場代理人
工事部 清水次長

iconset今回のi-Constructionの現場について、一言お願いします。

iconset清水氏『昨年に続き、今回で2回目のi-Constructionの現場でしたので割とスムーズに行けたと思います。また、社内でも、ICT活用技術を全面的に推進しており、GNSS測量も含めて積極的に新技術を取り入れていく方針です。
去年と比較して、コマツのスマートコンストラクションサポートセンタもフルに使えるようになった事もあり、早朝から対応してくれた事が良かったです。サポート面だけを取ってみても、とても充実していました。

 

iconset現場の施工において、留意した点は?
iconset清水氏『法面整形作業もメインは軟岩掘削だった事もあり、PC200iのロックツースの摩耗が早い為作業前のデイリーキャリブレーションは高頻度で行い、精度確認作業はマメにやりました。』

 

iconsetICT活用工事のメリットは?
iconset清水氏『今回は労力的には助かった部分が多いです。現場で測量はしなくていいし法面に丁張をかけなくてもいい。GNSS測量機と併用しながら作業を進めていく事で大幅な工数を削減できました。工程上でも、施工期間は2割短縮されました。今回の現場では、ほとんど残業する事も無かったし労力の負担が軽減されました。』

 

iconset今後のICT活用工事が増えていく事で感じることは?
iconset清水氏『若手技術者育成の面で、GNSS測量はとても便利でワンマンで作業が出来て目標の座標値を算出する事に優れている反面それに慣れすぎてしまうと光波やレベルを使った基本測量、ICTを使わない一般の現場に対応する事が難しくなるのではと思います。一昔前を振り返ると、現場で測量する時もプログラム電卓を使い測量の数式を自分で手入力して現場で計算していました。今思うと、現場で丁張をかけないで施工する時代が来るなんて想像が出来ませんでした。少なくとも自分の定年する前にはそのような現場はないと思ってました。』

 

今回の現場では、一昔前を振り返り、その当時の未来の現場を実現されたケースといえます。
常に時代の最新技術を取り入れ、現場をより良いものにしようとしてきたあくなき探究心が今回の現場につながったのではと思います。
お忙しい中、貴重なお時間を割いていただき誠にありがとうございました。
資料のご提供の件も重ねて御礼申し上げます。

 

UAVを用いた現況測量

UAVから取得した現況点群データ


3次元完成データ

GNSS測量作業


KomConnectで日々の土量管理

ヒートマップにて出来形管理


 

北見営業所 移転のお知らせ

 

北見営業所 移転のお知らせ

 

謹啓  時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

平素は格別のご厚情を賜り厚く御礼申し上げます。

さて このたび業務拡張に伴い下記の住所へ営業所を移転し、10月2日より業務を開始する運びとなりました。

これを機に 社員一同 より一層業務に精励して参りますので何卒倍旧のご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

まずは略儀ながら書中にてご挨拶申し上げます。 謹言

平成29年9月吉日

 

移転先

〒099-0878

北見市東相内町949番地-1

TEL : 0157-33-4485 

FAX :  0157-33-4486

 

コマツレンタル道東株式会社

代表取締役 社長 鎗 田 康 之

北見営業所

北網地区 ( オホーツクエリア )担当部長

兼 営業所 所長 鈴 木   彰

 

 

 

 

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平成29年度 夏季休業のお知らせ

お取引様各位

                夏季休業のお知らせ

 

                            コマツレンタル道東株式会社 

                                   ICT技術開発室

 

平素は、格別のご愛願を賜り厚く御礼申し上げます。
さて、誠に勝手ではございますが、弊社では下記の通り夏季休業を実施させていただきます。

お取引先様には何かとご迷惑をおかけすると存じますが、何卒ご了承の上宜しくお願い申し上げます。

 

                     記

 

      休業期間 平成29年8月11日(金) ~ 平成29年8月16日(水)(6日間)

 

                                                                                                                                             以上

 

尚、休業中のお問い合わせにつきましては、営業開始日(平成29年8月17日(木))以降の対応とさせて頂きますことをご了承下さい。

営業所開設のお知らせ

 

北見営業所 開設のお知らせ

 

謹啓 時下ますますご隆盛のこととお喜び申し上げます。

さて、かねてより皆様のご要望にお応えすべく計画しておりました北見営業所を下記の通り平成29年4月1日に開設しオホーツクエリアを営業する運びとなりました。

新設の営業所では従来に比べてご満足のいただける「 i – Construction 」ICT土工に対応するサービスと KOMATSU 製建設機械を豊富に取り揃え、従業員一同皆様のご来店を心よりお待ち申し上げております。

 

平成29年3月30日

コマツレンタル道東株式会社

代表取締役社長 中島  良太

北見営業所

北網地区 担当部長 ( オホーツクエリア )

兼  北見営業所長 鈴木 彰

〒090-0833  北海道北見市とん田東町397番地  グローリビル5-B
TEL : 0157-26-6202  FAX :  0157-26-6203 

 iconset 北見営業所開設のお知らせ

 

 

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冬季休業のお知らせ

お取引様各位

 冬季休業のお知らせ

 

コマツレンタル道東株式会社

ICT技術開発室

 

平素は、格別のご愛願を賜り厚く御礼申し上げます。
さて、誠に勝手ではございますが、弊社では下記の通り冬季休業を実施させていただきます。

お取引先様には何かとご迷惑をおかけすると存じますが、何卒ご了承の上宜しくお願い申し上げます。

 

 

休業期間 平成28年12月30日(金) ~ 平成29年1月4日(水)(6日間)

 

                                                                                                                                             以上

 

尚、休業中のお問い合わせにつきましては、営業開始日(平成29年1月5日(木))以降の対応とさせて頂きますことをご了承下さい。

i-Construction「ICT の全面的な活用工事」現場レポート

ICT の全面的な活用による土木工事i-Construction」が、ここ北海道釧路市で本格的にスタートした。 

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釧路外環状道路「釧路東~釧路別保 区間7Km」平成30年度開通予定

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ICT の全面的な活用、規格の標準化、施工時期の平準化等の施策を建設現場に導入することによって、建設現場のプロセス全体の最適化を図る取り組みであるi-Construction(アイ・コンストラクション)を国土交通省は、平成28年4月1日より提唱している。

ここ、北海道釧路市にある釧路外環道路新設工事で6月1日から本格的にスタートした。

 

ICT の全面的な活用工事「i-Construction」を導入

小針土建株式会社様は、北海道標津郡を拠点に陸上施工と海上施工を主とし、地域の発展に貢献しながら、創業95年を迎えた総合建設業者である。同社は今回大規模な道路改良工事を受注、ICT の全面的な活用による作業を効率化すべく、ICT土工「i-Construction」をいち早く導入した。

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会社名 小針土建株式会社

所在地 北海道標津郡中標津町

設 立 1950年5月

売上高 19億3458万円(平成27年度)

事 業 土木・建築・舗装・造園・水道設備工事など    

U   R  L http://www.kohari.co.jp/    

 

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土木本部技術主任  現場代理人     渡辺 篤司氏

iconset こちらはどのような現場でしょうか。

iconset渡辺氏「釧路外環状道路 (釧路東~釧路別保)は、道東自動車道とともに高速ネットワークを形成し、釧路市街における交通混雑及び交通事故の低減による道路交通の定時性、安全性の向上を目的とした延長7㎞の一般国道の自動車専用道路です。この国道44号線の道路新設事業で道路土工(岩掘削・切土)・排水構造物工・法面工が主な土木工事です。」

 iconsetICT油圧ショベルMC「ブレーカ付」を採用した理由を教えてください。

iconset渡辺氏「難易度が高い硬岩掘削と法面整形にMC油圧ショベル「油圧ブレーカ付」を活用した理由、KOMATSUのPC200iは作業機「ブーム・アーム・バケット」にチルトセンサーがなく、油圧ストロークセンサーを採用しているため、ブレーカ作業時に発生する打撃振動を受けても影響がなく、作業を停止しなくてもリアルタイムに高低差がわかる。作業効率は向上すると思い採用しました。」

 

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土木本部工事次長  監理技術者     岩谷 誠氏

iconsetICT油圧ショベルMCを導入した経緯をご紹介ください。

iconset岩谷氏「当初、驚いたのは過堀防止機能「セミオート」でした。本工事は、硬岩掘削工のため、岩を過掘りすぎないように注意する必要があります。堀りすぎてしまった場合はコンクリートで充填する以外になく、そうした場合には多額の費用もふくらみます。従来は作業員が掘削する重機と共に法面の上部から丁張をにらみ、オペに合図を送り少しずつ削っていくため、作業員とオペの技量により出来栄えは変わる。出来栄えと過堀りのを両方の悩みを解決してくれると判断し、導入することにした。」

iconsetオープンプラットフォーム「KomConnect」を活用した感想を聞かせて下さい。

iconset岩谷氏「日々の進捗状況(掘削量)が即座にわかり非常に便利だと思います。だいたいの目安で行われてきた時代はもう終わりだと感じています。この現場に至っては、排水工等の手作業が必要な工種以外には作業員がいません。一概にはいえませんが、検測作業が減少することで「重機等の接触事故の危険性も減る」そんな不安を一つ一つを解消してくれる新技術だと思います。」

 

i-Construction「ICT活用工事」」とは、建設生産プロセスの下記「5つの段階」において、ICTを活用する工事である。

 

3D起工測量「UAV・LS等による3D測量

図1

Laser Scanner GLS-2000

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オルソ画像

着工前に「3D地形データ」を作成するため3D起工測量が必要となる。ここでは、高精度な3D測量が出来るTOPCON製を採用、6000平米を数時間で測量。 取得した大量の点群データは、専用ソフトで解析してオルソ画像等で確認した後コムコネクトにつなぐ。  

 

 

 

 3D設計データ作成「設計データ & 地形データ」

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設計データ

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設計データと地形データ比較

平面図・横断図・縦断図を基に「3D設計データ」を作成する。また、3D起工測量で取得し作成した3D地形データと3D設計データを比較することで切り土量・盛り土量と箇所までも正確に把握することが出来るため施工計画の立案が容易である。 

 

 

 

 ICT建設機械による施工「インテリジェントマシンコントロール」

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PC200i-10

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PC200i-10油圧ブレーカ仕様

「硬岩」掘削では、0.8m3油圧ショベルMCと0.8m3油圧ショベルMC「ブレーカ仕様」を採用。どちらもICTを搭載、キャブ内のモニタにはリアルタイムに位置や高さが表示され、丁張や合図する作業員は不要となり、より安全に工事を進められる。作業の効率は飛躍的に向上した。

  

 

 3D出来形管理等の施工管理「オープンプラットフォームKomConnect」

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3Dで進捗確認

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任意断面で進捗確認

施工中、ICT建機から送られてくる掘削情報をKomConnecへつなぎ、進捗・土量・出来形がリアルタイムに自動更新され、事務所のパソコンや現場でタブレットを活用して3D施工管理ができる。安全でスマートな工事を進めて行くことが可能となった。

 

 

 

 3Dデータの納品「UAV・LS等による3D測量」

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UAV

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帳票(ヒートマップ)

施工完了時の出来形計測には、UAV・LS等で3D測量する。取得した写真や点群データを解析して3D完成データを作成する。3D設計データと3D完成データをコムコネクト等で比較して合否判定したのち帳票を作成する。3D完成データと帳票を納品して完了となる。

 

 

 

用語解説

i – Construction (アイ・コンストラクション)とは

ICT(情報通信技術)などを積極活用し、より進んだ革命的な建設生産システムを構築するため「測量・設計・施工計画・施工・検査の全プロセスを3次元データでつなぐ」に前提とした新基準を2016年度から試行すると国土交通省は表明し、この取り組みをi – Construction(アイ・コンストラクション)と言う。今後、直轄事業を中心に推進していく。 このことをKOMATSUでは、Smart Construction(スマート・コンストラクション)と言う。

KomConnect(コムコネクト)とは

現場の見える化を実現した建設現場のオープンプラットフォーム型アプリケーションです。現場に携わるすべての人・モノ(機械、土など)についての情報をICTでつなぐことで、お客様の現場を「見える化」することができます。 事務所のPCはもちろん、スマートフォンやダブレットからもアクセスでき、リアルタイムの情報や蓄積された過去の情報をいつでも活用できます。

 

 

ICT技術開発室

 

 

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夏季休業のお知らせ

お取引様各位

 

夏季休業のお知らせ

 

コマツレンタル道東株式会社

ICT技術開発室

 

平素は、格別のご愛願を賜り厚く御礼申し上げます。

さて、誠に勝手ではございますが、弊社では下記の通り夏季休業を実施させていただきます。

お取引先様には何かとご迷惑をおかけすると存じますが、何卒ご了承の上宜しくお願い申し上げます。

 

 

休業期間 平成28年8月13日(土) ~ 平成28年8月17日(水)(5日間)

 

以上

 

 

尚、休業中のお問い合わせにつきましては、営業開始日 平成28年8月18日(木) 以降の対応とさせて頂きますことをご了承下さい。

 

 

最新ICT技術で変わる工事現場「NHKおはよう日本」放送日変更のお知らせ

最新ICT技術で変わる工事現場「NHKおはよう日本」番組放送の日程が変更になりましたのでお知らせします。

 

iconset放送予定

平成28年7月30日(土) AM7:00~AM7:30 

NHK総合「おはよう日本 」情報番組で特集(約10分間) 

番組の都合上、延期になる場合もありますので予めご了承ください。

 

 

 

 

 

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