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「スマートコンストラクション」を活用した現場見学会

北海道開発局 帯広開発建設部が管理する十勝川改修工事が進められている現場で

2月10日、統内南16線河道掘削工事を担当する中山・新妻経常建設共同企業体様が自治体職員・建設会社を招いて「スマートコンストラクション」を活用した施工現場の見学会を開催。

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写真をクリックすると見学会全体の様子が見れます。

 

工事概要

十勝川水系河川整備計画に基づき、河道を広げ掘削を行う工事です。また、河道掘削に伴い発生した土砂は各関係自治体と連帯しながら、ほ場に運搬してブルドーザで整地しています。

【工  事 名】十勝川改修工事の内 統内南16線河道掘削工事

【発  注 者】北海道開発局 帯広開発建設部様

【請負業者】中山・新妻経常建設共同企業体様

【作業所長】中村一成様「株式会社中山組」URL:http://www.nakayamagumi.co.jp/

【河川土工】掘削、土砂等運搬 V=72,600m3・整地、置土場(ほ場)N=40箇所

【仮  設 工】工事用道路工(取付道路、敷鉄板)1式・防塵対策工(道路清掃員)1式・その他

【工       期】平成27年10月16日~平成28年3月11日

【請負金額】258,660,000円

 

KomConnectを活用した現場施工管理

 

株式会社中山組(本社札幌)様は、国土交通省が2016年度から導入される建設現場「土木工事」でのICT技術活用による生産性の向上を目的とした『 i – Construction 』アイ・コンストラクションの稼働開始に先駆けて、同社の中村作業所長はKomatsuが推進しているスマートコンストラクション「 i – Construction同様システム」を本工事で積極的に活用し施工管理をしています。 

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写真左 中村作業所長様

KomConnectを活用した現場施工管理の工夫

【目的】平均2,000m3/日の土砂運搬を目標に施工を行うにあたり、掘削現場が日々進歩するため、職員の土量管理測量及び日々の出来形管理業務の軽減、また、泥炭と粘土を2層に分けて運搬する事などから置土場の準備都合、日々現場の土量を管理する必要がありました。

【対策】GNSSを搭載したインテリジェントMCブルドーザD61PXi&インテリジェントMC油圧ショベルPC200iを活用して施工データの取得を自動で行うことでWebからKomConnectを見て、進歩土量簡易的な出来形管理を行い、日々の作業打合せ、工程のフォローアップに活用しました。

【結果】次施工のほ場準備が円滑にいき、段取り不足による施工ロスもなく、当初予定を上回る平均2,300m3/日で日々の施工を行うことが出来ました。また、出来形もKomConnectを見て日々確認出来るため、施工ミスによる出来形不足もなく、現段階において発注者の定める出来形精度の概ね50%以内に満足する結果と説明する。

見学会に訪れた参加者(60名)は、スマートコンストラクションの中心部でもある『KomConnect』クラウドサービスを活用した稼働事例の説明を熱心に聞いてた。

各ブースでは、自治体職員らが展示しているディスプレイ前でICT建機に搭載しているモニタ画面のリモートコントロールする映像を見て、とても驚きながら沢山の質問が飛び交い有意義な見学会でした。 

 

活用されたNETIS新技術情報システムの技術名称・副題・登録番号

 

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技術名称 : KomConnectによる出来高・出来形管理システム 

副題 : 情報化施工機械の施工情報をクラウドサービス(KomConnect)で有効活用する管理システム  登録番号 : KT-150096-A」

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技術名称 : インテリジェントマシンコントロール油圧ショベル 

副題 : 機体制御とICTの技術を活用したセミオート制御機能搭載油圧ショベル

登録番号 : KT-140091-A」

DSC03020HP技術名称 : インテリジェントマシンコントロールブルドーザ

副題 : 機体制御技術とICT技術を活用した全自動ブレード制御機能搭載ブルドーザ

登録番号 : 「KT-130104-A」

 

ICT技術開発室

 

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「現場7箇所・ICT建機10台をGNSS基準局1台で稼働する」活用事例

氷点下20℃以下で活躍する最新技術

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河道掘削工事とは

新水路をつくらない箇所でも、河道を整えてスムーズな流れをつくり、 洪水対策として川の水を安全に流すことができるよう、河川整備計画目標流量に対して河道断面が不足している区間の掘削を行っています。また、掘削で発生した土は自治体や関係機関と連携しながら営農者の圃場まで大型ダンプカーで運搬し、ブルドーザで客土・整地し有効活用する工事です。

 

最新技術・コスト削減・利便性の向上

 

最新技術

十勝川改修工事では、ICT建設機械とスマートコンストラクション「測量・設計・施工計画・施工・検査の全プロセスを3次元データでつなぐ」など国土交通省が推進する i – Constructionの活用を積極的に導入し、安全で生産性の高い掘削工事を実現しています。

コスト削減

通常、情報化施工「RTK-GNSS」は工区毎に各自、1台のGNSS基準局を設置して日々管理施工します。ここ十勝川改修工事では、工区全体のほぼ中心に1基準局を設置しデジタル無線機で送信することで、全7工区3Km先へGNSS補正情報を受信し共有しています。基準局のコスト(約85%)を大幅に削減をすることに成功しました。

利便性の向上

氷点下20℃以下になる冬期工事では、一日で50mm以上も地盤が盛上る(凍上)日もあり、日々の施工管理が重要課題でした。

共同基準局を利用する事で(1基地局は除く)日々の基準局の状態確認・電源出力の低下よる故障・無線チャンネル混信よる通信障害の管理から解放されました。

地球環境にやさしい情報化施工が今後も広がるようコマツレンタル道東では「施工現場に合った最適な技術」を提案して参ります。

 

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iconset十勝川改修工事の内  利別川川合上流河道掘削工事

工事概要   延長L=850m  河川土工掘削工 V=79,400m3

活用技術  「0.8m3油圧ショベルKOMATSU_PC200i_3DiMC」「Smart Construction」

 

iconset十勝川改修工事の内  利別川川合南10線河道掘削工事

工事概要   延長L=500m  河川土工掘削工 V=77,900m3

活用技術 「8t級ブルドーザ&TOPCON_3DMC」

 

iconset十勝川改修工事の内  利別川川合下流河道掘削工事

工事概要   延長L=590m  河川土工掘削工 V=73,700m3

活用技術 「8t級ブルドーザKOMATSU_D37PXi_3DiMC」

 

iconset十勝川改修工事の内  新川上流河道掘削工事 

工事概要   延長L=300m  河川土工掘削工 V=79,600m3

活用技術 「0.8m3油圧ショベル&TOPCON_3DMG」「8t級ブルドーザKOMATSU_D37PXi_3DiMC」

 

iconset十勝川改修工事の内  統内南15線河道掘削工事

工事概要   延長L=280m  河川土工掘削工 V=76,900m3

活用技術 「8t級ブルドーザ&TOPCON_3DMC」

 

iconset十勝川改修工事の内  統内南16線河道掘削工事

工事概要   延長L=340m  河川土工掘削工 V=72,600m3

活用技術  「0.8m3油圧ショベルKOMATSU_PC200i_3DiMC」「20t級ブルドーザKOMATSU_D61PXi_3DiMC」 Smart Construction」

 

iconset十勝川改修工事の内  統内下流河道掘削外工事

工事概要   工事延長L=530m  河川土工掘削工 V=123,100m3

活用技術  「8t級ブルドーザ&TOPCON_3DMC」

 

用語解説

i – Construction (アイ・コンストラクション)とは

ICT(情報通信技術)などを積極活用し、より進んだ革命的な建設生産システムを構築するため「測量・設計・施工計画・施工・検査の全プロセスを3次元データでつなぐ」に前提とした新基準を2016年度から試行すると国土交通省は表明し、この取り組みをi‐Construction(アイ・コンストラクション)と名付け、今後、直轄事業を中心に推進していくと言うことです。

このことをKOMATSUでは、Smart Construction(スマート・コンストラクション)と言う。

 

ICT技術開発室

 

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