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情報化施工『農業土木でICT建設機械が活躍する』活用事例

 

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作業効率化・省コスト化・品質向上化とともに発注者からの評価も高い

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『農業土木の特色は施工結果が目に見えない、それだけに整備後の営農状況が気になると語る』

村上土建開発工業株式会社様 

農業土木施工を考える

1968年頃、冷湿害の常襲地域である北海道十勝の地に「畑地帯総合土地改良事業」が創設され、暗渠排水、石礫除去、客土、区画整理、火山性土の土壌改良などが盛んに行われ、生産性が向上されました。近年では、ほ場の排水改良が進むにつれて『あらゆる天候でも収穫量と品質が確保できる全天候型のほ場』が要求され新たな整備計画が進められております。

十勝では35万余りの人が住み、約400万人を養える食料をカロリーベースで供給する地域に発展しました。このこと自体が長い年月をかけて形成されてきた貴重な国富であり、土地改良の効果といえます。

作業効率化への努力

同社は、ほ場の均平作業においてマシンコントロールシステムを搭載したブルドーザを活用している。ICT建設機械が正確な位置を把握するには幾つかの3次元検出方法があります。

ここでは国土地理院が管理する電子基準点の測位情報から求められたGNSS補正情報をインターネット経由の利用「ネットワーク型RTK-GNSS方式」を採用しフィールドの制約条件をクリア、ICT施工を実現している。

発注者が提供する2次元完成図面を基に同社で精査して3次元完成図面データを作りICT建設機械へ搭載している。その3次元完成図面データと3次元現況データを比較して土量計算や切り盛り量をシュミレーションに活用することで作業の効率化を図ってICT施工しています。そして営農者と発注者へ工期を短縮し納品している。

 

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(写真①) ブルドーザの運転席モニタ

 

省コスト化への期待

建設機械オペレータの担い手が不足していると言われる建設業界、熟練オペレータでなくても操縦しやすいICTブルドーザの活用で様々な期待が膨らんでいます。

初心者の操縦を支援するマシンコントロールシステム、さらに工夫する「現況地盤データ・表土すき取り高データ・基盤面データ・完成図面データ」4種類のデータを使い分けてオペレータへ支援と負担軽減を図り、丁張りが無くても後戻り作業する事なく均平作業を実現している。

品質向上化へのこだわり

離れた事務所からICT建設機械 (写真①) にインターネット経由でリモート接続、モニタリング (写真②) することで作業状況を把握しながら施工データの選択・確認や進捗状況をリアルタイムに管理している。

 

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(写真②)  離れた事務所のパソコン

 

最後に北海道音更町を拠点とする同社は、建設業を通じて住みやすい町づくりで地域に貢献する先進的な総合建設業者である。農業土木施工のパイオニアであり営農者の視点に立ち、その思いを理解しながら農地改良に取り組む強い信念を感じます。

今後もコマツレンタル道東では、お客様の現場に合った「最適なICT建設機械」最新技術をご提供

して行くとともに農業土木の理解と技術を学んで成長して行きたいと考えます。

 ICT技術開発室

 

工  事  名:畑地帯(支援)上居辺第2外1地区71工区

発  注  者:北海道十勝総合振興局様

請  負  者:村上土建開発工業株式会社様

工事概要:整地工A=2.3ha・褶曲修正・窪地修正暗渠排水工A=38.0ha・合成樹脂管φ=60~200・

                  石礫除去工A=5.4ha

施工機名:コマツD65PX-17 & TOPCON 3DMC

補正情報:ネットワーク型RTK-GNSS

N E T I S:KT-990421-V 

遠隔操作:REMOTE CONNECT

 

 

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