情報化施工3D- M C ブルドーザ~ 最前線特集
「インテリジェントマシン コントロール ブルドーザ D37PXi」が最前線で稼働中。最新のICT建機が、ますます加速的に普及する。このサイト「現場レポート最前線特集」では、いち早く情報化施工に取組み、「工期の短縮」や「品質の向上」といった多くの効果を発揮されたユーザー様の施工現場をご紹介しています。

足寄郡陸別町字林内
当現場は、北海道横断自動車道(黒松内~網走
線)足寄IC~北見IC(仮称)の新直轄方式区
間、陸別町利上地区の改良工事を施工するもので
す。 北見・網走圏の中心都市である北見市、網
走市と十勝圏の中心である帯広市を結び、両圏域
間の連携と交流の促進、地方都市から各種都市機
能及び高次医療施設が集中する帯広市、北見市、
網走市へのアクセスを強化するうえで早期整備が
必要です。
さらに近年、東アジアからの農水産品に対する需
要増により、全国および北海道から輸出が増加し
ています。北海道から輸出される水産品の約6割が苫小牧港からであり、その内、約4割がオホ
ーツク圏からと聞いています。
当該事業の整備により、国際コンテナ航路の発着港湾である苫小牧港へのアクセスや流通の利
便性が向上し、輸送時間短縮による農水産品の鮮度維持、高付加価値化を促進、さらに物流の円
滑化や国際競争力の強化を期待します。
北海道高規格幹線道路網図

インテリジェント マシン コントロール ブルドーザ D37PXi-23
工 事 名 北海道横断自動車道 陸別町 利上改良工事
発 注 者 北海道開発局 帯広開発建設部 様
受 注 者 萩原建設工業株式会社 様
工 期 平成26年 3月28日 ~ 平成27年 2月 6日
工事概要 工事延長L=2,893.15m 掘削工V=106,960m3 路体盛土工V= 98,120m3
路体外盛土工V= 14,950m3 法面整形工A= 27,600m3 その他

運転席モニタ様子
現場レポート 平成26年 8月30日
今回は、情報化施工している工事現場「萩原
建設工業株式会社」現場代理人・監理技術者の
馬渕課長にお話を伺いました。
「マシンコントロールシステムを活用されて
一番のメリットはどんなことでしょう?」
馬渕氏「やはり現場で測量したり、丁張や層状管理計を設置する手間が無いのが良いです」
「丁張設置が省略されるという事は、施工機の丁張待ちによる待機時間も減っていますか?」
馬渕氏「そうですね。施工時間短縮することができて、さらに燃費低減にも繋がってますね。」
「今回の現場でコマツのD37PXi-23を活用された感想はいかがですか?」
馬渕氏「従来のマシンコントロールは仕上げ作業だけしか使えなかったけど、D37PXiは
作業すべてが全自動のブレードコントロールされてるわけでしょう?建設機械もここまで来たんだなと言う他ないですよね。」
「そうですね。これから熟練オペレータが不足していく時代を見越して開発されたシステムだ
と思います。実際、現場のオペさんの反応はいかがですか?」
馬渕氏「オペレータも最初はシステムの使用方法が覚えられなくて困惑していたみたいだけど、
すぐに慣れて、今では普通に乗りこなしてますよ。」
「これからは熟練のオペレータが不足していく事が危惧されています。そのような背景で若手
のオペレータを育てる意味でもこのシステムは使用できると思いますか?」
馬渕氏「そうですね。使用方法もさほど複雑なものでもないし、乗っているうちに慣れてくれば
熟練のオペレータと同等とまではいかなくても、オペレータとして必要な感性を養うことは出来
るんじゃないかとは思いますね。」
「最後に、今後の情報化施工を取り組む上でどのようにお考えでしょうか?」
馬渕氏「これからも、常に品質の向上や改善を追求し、高品質なコストパフォーマンスの実現に
向けての技術強化、進化し続けている建設ICTの導入を視野に入れて、情報化施工時代への取
り組みを検討していく姿勢を貫いていこうと思います。」
「これからもコマツレンタル道東は全力で現場をサポートして参ります。従来にない掘削から
仕上整地までの全自動ブレードコントロール機能が付いたレンタル機が現場に貢献し、今後イン
テリジェントMCブルドーザが多くの現場で稼動することを期待しています。
本日は貴重なお時間を頂き、誠にありがとうございました。」
施工機名 コマツ インテリジェントマシンコントロール ドーザ D37PXi-23
システム 3D-MC RTK-GNSS
N E T I S KT – 130104 – A
リポーター 山本健太郎
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